技術職 鉄道電気工事部門  通信 S.S

MEMBER06

首都圏エリアの
鉄道を守る施設そのものを
守っているという責任感。

S.S

技術職
鉄道電気工事部門 通信

2014年入社 / 理学部 情報科学科卒

研修後の配属は、設計課で現場の工事図面の作成や積算などに関わる。その後、駅構内で実際の施工に携わる工事グループに異動し、1年半前より東京総合指令室での施工を担当するようになる。専門学科外からの入社にも関わらず、さまざまな現場を担当しながら経験と知識を培っている。

現在の仕事について

現在の仕事について

Q1.仕事内容を具体的に教えて

通信では、各駅をつなぐ通信ケーブルや通信機器、ホームドア、駅構内のスピーカー、発車ベルなど、駅構内で使用される通信系の設備の設置・修繕、交換工事を担当しています。現在担当しているのは、JR東京支社管内にある東京総合指令室の各通信設備の設置・修繕など。指令室というのは、管理するエリア内の各駅の状況や、その天気情報などをいち早く入手して、各駅や各列車に指示を出す機能を持った、重要な機関です。通信がうまくいかなければ、情報を届けることができず、トラブルや事故につながる可能性もあるため、常に緊張感を持って業務に取り組んでいます。指令設備は扱う機器も特殊なものばかり。この現場に異動して一年半になりますが、今でも勉強しながら業務を進める毎日です。

Q2.この仕事のやりがいは?

自分が施工に関わった設備が無事に動き、稼働しているところを目にすると、とてもうれしい気持ちになりますね。毎日の輸送を支えている仕事であり、自分の仕事が各駅や、各利用者につながっているのだと考えるとやりがいは大きいです。また、最新の鉄道通信の技術に触れられるのも面白いところ。新しい機械の導入の際にはその都度勉強が必要ですが、駅をより良いものにしていくためには自分自身の成長も必要不可欠。学んだことが現場ですぐに活かすことができるのは楽しく、モチベーションも上がります。

Q3.印象に残っている仕事は?

現部署で担当したホームドア設置の工事は印象に残っています。ホームドアの設置といっても、何両もある列車のドアそれぞれにホームドアがあるので、工事の規模は大きく、なかなか全体の様子を把握できないのが難しかったですね。他業種ともやり取りし、当日の工事の段取りを決めていきます。どういう段取りであれば関連する業者さんが効率的に作業を進めることができるのか、事前に念入りに打ち合わせを実施。ホームドア搬入当日には、関わるすべての関係者がお互いの作業状況を把握しつつ、通信の作業の出番を待っていたのは良く覚えています。完成後、無事に毎日ホームドアが稼働しているのを見ると安心しますし、安全を守る設備ということもあり、頑張ってよかったという気持ちも芽生えました。

Q4.今後の目標は?

今後はもっと駅構内や沿線での作業にも携わりたいですね。駅構内や沿線での作業となると工期が短いため、スピーディーさや臨機応変さも求められます。現場の経験をたくさん積んで、技術者としてスキルを上げて行きたいです。女性という観点では、無理なく効率よく働ける社員になりたいです。というのも、これから入社してくる女性社員がいきいきと働ける職場環境づくりにも貢献したいと考えているから。ICT化なども積極的に活用して、どんな人も活躍の場があるような職場を率先して整えていきたいです。

学生時代・就職活動

学生時代・就職活動

Q5.学生時代に打ち込んだことは?

ものづくり系の分野に興味があり、大学ではプログラミングを専攻。自分でプログラムを組んではいろんなものを作っていました。将来はシステムエンジニアの仕事がしたいとも考えており、同時に、身近なところで暮らしを支える仕事がしたいという気持ちから、鉄道系のシステムエンジニアに興味を持つようになりました。

Q6.この会社に決めた理由は?

就職活動では、鉄道系の仕事を中心に会社を見ていました。とはいえ、システムエンジニアのような働き方とは大きく異なるので、最初は迷いもありました。でも専攻していたプログラミングの知識を活かせるシステムエンジニアの仕事は、これから先できるチャンスはあるかもしれない。まったく新しい領域に飛び込めるのは今だけだと思いました。日本電設工業は研修がとても充実していたので、ここなら自分も頑張れると考え、思い切って入社を決めました。

技術職 鉄道電気工事部門  通信 S.S

ONE DAY

ある一日のスケジュール

  • 8:30
    出社。メールチェックをしながら、今日の予定の確認。
  • 9:30
    現場へ移動。作業員とその日の作業内容を確認します。
  • 12:00
    昼食をとり、午後からの作業に備えて体力を回復させておく。
  • 13:00
    作業の進捗を確認しつつ、次の作業に関して協力会社の作業責任者と打ち合わせ。
  • 14:30
    別で担当している工事の現場調査にも向かう。
  • 18:30
    帰社。打ち合わせに必要な書類の作成や、メールの確認をして、この日は18:30に退社。