NIPPON DENSETSU KOGYO CO.,LTD

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事業案内Business

Human Resource Development中央学園

中央学園

中央学園とは

1968年の開設以来、中央学園は日本電設工業の技術者の育成に大きな役割を担っています。鉄道電気、一般電気、情報通信、環境エネルギー等の基礎的な技術の習得はもちろんのこと、革新を続ける技術に対応できる人材の育成を目的に、新人教育をはじめ階層別教育から専門教育、資格取得教育まですべての従業員を対象に充実した教育を行っています。

中央学園は職業訓練校、「NDK技術学園」を併設して、東京都に認定された職業訓練を実施しており、厚生労働大臣より職業能力開発関係優良事業所として表彰された実績を持ちます。日本電設工業の従業員だけでなく、グループ会社、協力会社、さらに各鉄道会社への門戸を開き、業界全体の技術・技能向上にも貢献しています。また、ICTを活用し、中央学園での研修を遠隔地でも受講可能としたNDKデジタル学園や、従業員一人ひとりが空き時間を有効に活用できる「eラーニングシステム」も導入しています。

充実した施設と教育

安全教育
屋外実習施設
教育棟
学園生活
安全教育

“安全”で“安心”なインフラを世の中に提供する使命を持つ日本電設工業にとって、“安全”は会社経営上の最重要課題です。NDK安全文化創造館は過去から学び、未来の安全へとつなげ、想像力を磨く教育施設です。
館内には4つのエリアがあり様々な実習や体験をすることができます。また学園内には、高所体感実習施設もあり“危険”を体感することもできます。

NDK安全文化創造館

シアタールーム

過去に発生した事故の再現ドラマなどを視聴しながら、安全教育を学び、理解を深める場であるシアタールーム。受講者が視聴しながらNDK安全文化創造館の設置目的、設備概要について、ガイダンスを受ける安全教育の場として活用を図っています。

安全文化の創造室

過去の重大労災死亡事故の風化防止と命の尊さを学ぶ「労働災害ブース」、重大事故の展示物や再現資料を用いて教訓や致命的な事故防止を学ぶ「重大事故ブース」、過去の事故を学び安全の重要性を語り合える「深耕ブース」で構成されています。

電気・危険体感実習室

見えない電気を実体験することで電気の危険さを学べる実習室。漏電体感装置、充電されたコンデンサの恐怖体験装置、電気焼損した電気器具等の展示、危険予知運転体験装置等を設置し、身近に潜む電気トラブルや危険体感によって安全作業を身につけます。

VR体感コーナー

実際の事故に基づく作業状況などをVR(固定式・移動式)で再現しています。疑似体感することで、事故の悲惨さ重大さ、基本作業・動作の重要性を認識させ、 同種・類似の事故防止や風化防止を図っています。

高所体感実習設備

地上5メートルの高さから落下するダミー人形等の墜落による衝撃を見学し、開口部に渡した足場板を歩行することで高所作業における“危険“を体感し墜落事故防止への意識を高めます。

屋外実習施設

屋外実習施設は、現場さながらの環境で実践的な技術を学べる施設です。ここには、鉄道の発変電設備や送電線、電車線、信号設備、ホーム施設などが実習用に設けられ、社員は実際の現場と同様の環境で技能を習得できます。また、太陽光発電設備も備え、再生可能エネルギーに関する知識と技術の習得も可能です。

屋外実習設備

実習線設備

在来線および新幹線軌道に模擬高架構造、強制カント部、模擬トンネル構造およびホーム設備を設けた営業線現場そのものの実習線等を使用して、鉄道の発変電、送電線、電車線、電灯電力、信号および通信の施工に関わる実技訓練を行います。

発変電設備

鉄道用変電設備の機器据付、 主回路、制御回路工事および機器の操作、 保護連動試験などについて学びます。

送電線設備

測量から鉄塔基礎材据付、 架線工事、地中線保蔵物の施工や各種測定試験など送電線建設のための基礎技術・技能を学びます。

ホーム設備

駅舎やホームの照明・掲示器などの電灯・電力設備、監視モニターなどの通信設備について学びます。

信号設備

鉄道の安全運行に欠かすことのできない継電連動および電子連動を使用したシステム操作、信号機、転てつ機などの接続試験実習、軌道回路の試験や調整の実習を行います。

太陽光発電設備

薄膜シリコン太陽電池モジュールとハイブリット型単結晶太陽電池モジュールを使用した設備容量100kWの太陽光発電設備を使用して、設計、施工およびメンテナンスに至る実技訓練を行います。

教育棟

第1教育棟には、150名収容可能な大教室のほか、6つの教室やアリーナ等があります。第2教育棟には、鉄道電気各業種の実習室や建築電気設備実習室、無線基地局実習設備などさまざまな実習室が用意されています。

教育棟

大教室

150名収容可能な大教室のほか、6つの教室があります。

情報通信実習室

急速に進歩するICT分野に対応したルーター、スイッチングハブ等のネットワーク機器およびIP-PBX(※)等の電話設備を使用して、設定および試験調整等の実技訓練を行います。

  • Intenet Protocol Private Branch Exchangeの略でIPネットワーク内においてIP電話端末の回線交換を行う装置。

電子連動実習室

ATOS(※1)電子連動装置(※2)を使用して、電子連動装置の新設および取替えを想定した立上げ、未接続試験および屋外実習線の信号設備との接続試験等の実技訓練を行います。

  • Autonomous decentralized Transport Operation control Systemの略で「東京圏輸送管理システム」のこと。
  • 転てつ器と信号機の動作を制御し一定の連鎖関係を持たせる保安装置のことでATOS電子連動装置とは、「東京圏輸送管理システム対応の電子連動装置」のこと。

建築電気設備実習室

座学の受講において実際の配管配線設備を確認することにより、研修の効果を一層高めます。また、建築工事の進捗状況を想定した実技訓練を実施します。

無線基地局実習設備

無線基地局実習設備を使用して、携帯無線基地局設置工事の施工にかかわる実技訓練を行います。

剛体電車線実習設備

剛体電車線実習設備を使用して、地下鉄、モノレール等で使用されている剛体電車線に関する知識の習得を目的とした実技訓練を行います。

学園生活

研修生が長期間滞在する宿泊棟は清潔感と機能性が満たされた快適な環境が整備されています。宿泊棟ではWi-Fi環境を完備。共用設備として浴室、トイレ、洗面室、洗濯室。空き時間に読書や自習が行える図書室。研修生が使用可能な端末も設置されています。そのほか、明るく開放的なダイニングスペース。実習の振り返りや仲間との語らいをゆっくりできる落ち着いたラウンジや、リフレッシュルームといった研修生が明るく健康的に過ごせる空間があります。

カフェテリア

明るくインテリア性豊かなダイニングスペース。

図書室

仕事に必要な知識や資格試験の過去問題等、様々な専門書も多く揃い、AV設備も充実していて個別学習にも役立つ図書室。

アリーナ

広々としたアリーナは実習として活用するだけではなく、スポーツを楽しんだり、体を動かしたりリフレッシュする場所としても活用。

宿泊室

清潔感と機能性が満たされた休憩空間。

浴室

明るく開放的な浴室。

新宿泊棟(建設中)

研修生の日々の生活を快適に過ごせる個室が完備。2025年4月より利用開始予定。

中央学園紹介動画

中央学園沿革

1968

【創立25周年記念事業】
中央研修所を開設

1993

【創立50周年記念事業】
教育施設を全面改築し、名称を「中央学園」に変更

2001

再構築した鉄道電気工事の技能・技術教育により、東京都の職業訓練課程として認定を受け、「電設工技術学園」を開校

2010

【創立70周年記念事業】
教育用TV会議システムを用いた遠隔教育ができる「NDKデジタル学園」を開設

職業能力開発関係優良事業所として
「厚生労働大臣表彰」を受賞

2011

【創立70周年記念事業】
職業訓練校の名称を「NDK技術学園」に変更
電子媒体で作成した教材を各自のパソコンで随時学習可能な「デジタル教材」を導入

2012

【創立70周年記念事業】
第2教育棟を建設

【創立70周年記念事業】
既存の実習線に平行して駅ホームや模擬トンネル等を盛り込んだ実習線、高所体感および電気体感実習設備等を新設

2019

「NDK安全文化創造館」を設立