事業案内Business
Technology Development技術開発
安全性の向上はもとより、工事の品質の向上・効率化や周辺環境への配慮など、最良のサービスをお客様にお届けするとともに、働き方改革や将来の労働力不足の解決に向けて、積極的な技術開発に挑んでいます。また、これら従来の技術開発の推進に加えて、「施工技術の未来戦略」を策定し、共同開発やスタートアップ企業との連携をはじめとするオープンイノベーションも活用しながら、計画的な施工の技術革新を実現していきます。
開発成果
インテグレート架線化における新工法
鉄道電車線のインテグレート架線化工事において、電線の切替方法変更による新工法を開発。従来の工法に比べ約30%の工期短縮を実現しました。(JR東日本 共同開発)
剛体電車線用摩耗測定装置
地下鉄などに採用される剛体電車線の効率的な保守管理に向け、「光切断法」により断面形状から摩耗量を連続的に測定できる装置を開発しました。(鉄道総研 共同開発)
絶縁抵抗測定記録表自動作成システム
Bluetooth測定器から測定と同時にその表に自動でデータを取り込むシステムを開発。楽メガくん(絶縁抵抗測定記録表自動作成プログラム)として製品化しています。
データセンター向けセーフティ交流分電盤
プラグイン式ブレーカやコネクタ接続などにより充電部の露出を避け、無停電時も安全に改良工事が行える「データセンター向けセーフティ交流分電盤」を開発・製品化しました。
施工技術の未来戦略と
取り組み
「日本電設3ヶ年経営計画2024」では、開発の推進に加え、「施工技術の未来戦略」を策定。オープンイノベーションも活用しながら計画的な施工の技術革新を実現していきます。
日本電設工業の施工技術の未来
戦略NDK's Strategy for Future Construction Tech
Mission
当社は少子高齢化による人手不足という深刻な課題を抱える日本の社会の中で、施工技術のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進します。
Target
「NDK施工技術のDXビジョン2031」を策定し、最新テクノロジーによるイノベーションを進めることで施工の各ステップを革新。全体のDXを目指します。
Three O's Tactics
(3つのOによる戦術)
On-site-first
(現場第一主義)情報の共有と意思疎通を強化し、作業員の負担や人手不足、監督者が日々の業務の中で直面する課題やニーズをデジタル技術で解決できる環境を整えます。
Open innovation
(オープンイノベーション)他社開発品の活用、共同開発、スタートアップ企業等との連携によりコストを削減するとともに、早期の実現を目指します。
Optimizing resources
(リソースの最適化)当社の特徴を活かしたリソースの選択と集中を行うことで、他社に対する優位性を高めます。
NDK施工技術のDXビジョン 2031NDK's Construction Tech DX Vision 2031
ビジョンの実現に向けて
架空送電工事用監視支援ロボット
架空送電線工事で、鉄塔上部で行う作業員の安全をiPadで見守るため、ズーム機能付きカメラやスピーカーを搭載して鉄塔のエスコートレールを昇降する監視支援ロボットを開発。実用化を目指しています。(神奈川大学委託研究)
4足歩行ロボットの実証実験
現場の詳細な状況把握や作業支援を目的とした4足歩行ロボットに計器や3Dカメラ、XRアプリ等を搭載し、遠隔から操作を行い現場を支援する実証実験を行っています。
社外表彰
当社の開発成果は高く評価されており、第68回澁澤賞(※)において「発明・工夫」「設計・施工」の部で「接地器下部金具(レール用)」と「直流電源極性チェッカー」の2件が受賞しました。
(※)澁澤賞は電気保安の確保に優れた功績を挙げた個人・グループに贈られる権威ある民間唯一の電気保安関係表彰です。
展示会への出展
電設工業展
【電設工業展】
電気設備に関する新製品紹介を始め、施工技術や施工実績、アカデミックの紹介、電気設備業界の魅力など、あらゆる情報を発信する国内最大の電気設備総合展示会です。
鉄道技術展
【鉄道技術展】
鉄道・交通システムやインフラ技術、施設、電力、輸送、運行管理、車両、インテリア、旅客サービス関連他、鉄道分野の技術が横断的に会する総合見本市です。