企業情報Company
サステナビリティ
CSR活動実績
2020年度 CSR活動実績
環境への取り組みはもとより、お客様・エンドユーザーに対する責任、従業員との関わりおよび社会貢献に関する様々なCSR活動を行っています。
「建設会社における災害時の建設業事業継続力」の認定を更新
2020年10月1日、西日本統括本部の事業継続計画である「日本電設西日本統括本部事業継続計画(NDK西日本BCP)」が、国土交通省近畿地方整備局による「災害時建設業事業継続力」の認定を更新しました。2018年10月1日に初めて取得し、2年間の有効期限を迎えたため、書類評価を経て、新たに3年間の更新認定を受けました。西日本統括本部では認定取得以来、NDK西日本BCPの実効性の向上に向け、事業継続訓練および災害対応時における諸課題等の改善を着実に進めてきました。また、大規模災害時において、応急対策業務の円滑な執行や重要業務を継続できる体制を整備、持続的に発展させていることが評価されての更新認定となりました。今後も継続的に検証・改善を行い、NDK西日本BCPの実効性をさらに高めていきます。

認定期間:2020年10月1日から2023年9月30日まで(3年間)
防災訓練の実施
当社は社員の防災意識向上に向けて、毎年9月の「防災の日」に合わせて全社で防災訓練を実施しており、2020年度も9月1日に、本店、各統括本部、各地域支店および各支社の事業継続計画(BCP)に基づき行いました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため避難訓練は中止しましたが、自社開発の安否確認システムによる安否確認訓練と合わせて、コロナ禍での首都南部を震源とする直下型地震の発生を想定し、Web会議(Zoom等活用)およびインターネット上に構築した自社専用の「災害用掲示板」を積極的に活用した事業継続訓練を行い、現時点の当社のBCPの有効性を検証しました。また、西日本統括本部においても、大阪府北部を震源とする大規模地震が発生した想定で事業継続訓練を行い、西日本統括本部および大阪支店が参加しました。


鉄道災害復旧工事の施工
当社は、鉄道電気工事の施工を担う企業として、多くの災害復旧工事に従事しています。2019年10月に発生した台風19号による鉄道施設への被害の復旧工事では、主に北陸新幹線長野車両センターおよび「水郡線西金~袋田駅間」の復旧工事を担い、水郡線は2021年3月27日に全線運転再開。北陸新幹線長野車両センターは現在も復旧工事を継続中です。


また、2020年7月に全国的に被害をもたらした豪雨の際は、顧客の要請を受け、施設被害の復旧や施設の点検作業に従事しました。さらに、2021年2月13日の福島県沖地震により被害を受けた東北新幹線における復旧工事に従事し、同年2月24日の全線運転再開および3月26日からの通常ダイヤでの運転に貢献しました。
作業服を28年ぶりにリニューアル
当社は、2020年7月に工事に従事する社員の作業服を28年ぶりにリニューアルしました。安全性向上等を目的に、快適性・機能性・作業効率性に優れた素材を採用し、デザイン性も兼ね備えた新しい作業服となっています。また、作業服メーカーが取得した環境省が認定する広域認定制度を活用し、不用となった作業服をリサイクルすることで環境にも貢献しています。

産業廃棄物の適正処理
当社は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の適正な管理と処分に取り組んでいます。これまで大阪府内と千葉県内の事業所で高濃度PCB廃棄物を保管していましたが、それぞれ2020年6月および同年8月に処分完了。これにより、当社が保管していた高濃度PCB廃棄物について全て処分が完了しました。

NDK第二王子ビルの太陽光発電設備が稼働
NDK第二王子ビルの太陽光発電設備が完成し、2021年1月から稼働を開始しました。当ビルは、当社事業所やグループ会社が複数入居し、電力消費量の多い拠点のため、太陽光発電設備によって自家消費による省エネを図っていきます。これに加えて、BCP対応強化に向けて、停電時に電力供給可能な非常用コンセントをNDK第二王子ビルのほか、隣接するNDK第一王子ビル、NDK第三王子ビルにも設置しました。

Nearly ZEB仕様の「NDK新潟ビル」が完成
「費用対効果の高いZEBの実現」をコンセプトに建設を進めていたNearly ZEB※仕様の「NDK新潟ビル」が、高い省エネ性能を実現し、2021年1月に完成しました。当ビルは、2020年度環境省ZEB実証事業として採択され、新潟県内で一番省エネ性能が高い建築物となり(2021年2月現在)、新潟市のホームページで紹介されています。今後は省エネを実現する実践事例として同ビルを活用するとともに、ZEBリーディング・オーナーおよびZEBプランナーとしてZEBの普及促進に努めていきます。
● 新潟市ホームページ
※ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)は、再生可能エネルギー等を活用することにより、年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロ、またはマイナスを実現した建築物。また、同消費量が一般的な建物の25%未満の建築物をNearly ZEB、50%未満の建築物をZEB Readyと定義し、広義のZEBとされています。
