ニュースnews
「第68回澁澤賞」受賞のお知らせ
この度、一般社団法人日本電気協会 澁澤元治博士文化功労賞受賞記念事業委員会より「第68回澁澤賞」を受賞いたしました。
澁澤賞は、電気保安の確保に優れた功績を挙げた個人・グループに贈られるもので、電力保安体制の確立に大きく貢献した澁澤元治博士の功績を記念して、1956年に創設されました。民間唯一の電気保安関係表彰として定着しており、毎年、電力会社、電気工事会社、メーカ、鉄道事業者、大学等、幅広い業界から受賞者が選定されています。
【発明・工夫、設計・施工】
◆接地器下部金具(レール用)の開発グループ
鈴木 幸喜、関山 雄一郎、田中 明(日本電設工業(株))
大瀧 伸幸(日本架線工業(株))
接地器下部金具は、誘導電圧による感電事故を防止するため、レール表面を磨くことなく確実に接地抵抗値100Ω以下が出せるようクサビ打込み式としており、電車線関係の会社を中心に幅広く展開しています。
◆直流電源極性チェッカーの開発
中山 真太郎(日本電設工業(株))
直流電源極性チェッカーは、直流電源装置(DC48V)の逆接続事故を防止するため、赤色と青色のLEDの搭載により電源極性の見える化を図ったペンシル型のチェッカーで、社内外で逆接続事故の防止に貢献しています。
【長年にわたる電気保安への功労】
中島 等(日本電設工業(株))
30年以上にわたり鉄道電気設備の保守・管理に従事し、現場設備や従業員の保安確保、人材育成・技術継承を進めたほか、新技術や新システムの導入、事故・災害メカニズムの調査研究を行い、設備の信頼度向上に努めた功労が認められました。