当社は2023年9月1日、「日本電設事業継続計画（NDK BCP）」に基づいた防災訓練を全社一斉に実施しました。訓練は、東京圏、関西圏、その他各支店に分かれ各地の災害を想定して実施しています。
本社機能がある東京圏では、都心南部を震源とする大規模地震が発生した想定で、本店および鉄道・営業・情報通信の各統括本部が参加し、事業継続訓練を実施しました。
当日は、全社一斉の安否確認訓練に加え、コロナ禍により中断していた避難訓練を再開し、上野恩賜公園内の一時避難場所までの避難誘導訓練と経路確認を行いました。避難訓練にあたっては、警視庁上野警察署警備課より2名の方が交通誘導に加わり、地元警察署と連携して実施しました。
また、被災施設の早期復旧を目的とした顧客および現場との連携協力に重点を置いた事業継続訓練を実施し、自社専用の「災害用掲示板」をはじめとする各種ICTツールを活用した情報共有等を行いました。今期は「電源や通信が制限された状況下での訓練」、「営業所まで範囲を広げた訓練」を加えたほか、鉄道統括本部では、JR東日本首都圏本部への社員の派遣や駅停電を想定したJR所有の電源車による仮電源供給訓練を合同で実施するなど、JR東日本との連携強化を新たな取り組みとして実施しています。　
今後も当社は訓練を通じて事業継続計画の課題を抽出し、改善を重ねていくことでより一層の「NDK BCP」の充実を図るとともに、安全で安心な社会インフラを世の中に提供する使命を果たしてまいります。